たとえばのはなし
たとえば私が私を否定したとき、前の私を好きだと言ってくれていた人は今の私をどう思うのだろう
たとえば私が突然死んだとき、その穴はだれが見てくれているのだろう
たとえばみんなが消えたとき、私は私でいられるのだろうか
たとえば私が私でなくなった時に、戻ってきた皆は前の皆でいいのだろうか
たとえば私の価値観が変わった時にまだ私は好きでいられるのかがとても不安である。
#定期
とある終わりの先の、反対側のお話
「嗚呼、だめだったかぁ・・・」
「ちょっと遅すぎた、かな。はぁ、今更感あるけどさー・・・」
「・・・自業自得、でしょ」
「・・・そう言わないでよ。俺だって頑張ったんだからさ・・・まぁ、一応、は」
「結果。・・・あれら、全部消えたんでしょ」
「消すのは君だろう?そういうものなんだから」
「・・・責任転化する気?」
「そーじゃないけど。はぁ・・・やっぱ辛いよ。あぁいうのは」
「・・・第一、元凶は全て貴方。・・・面倒にして、墓穴を掘ったのも・・・」
「あーーもーー・・・!わかってる。わかってるってそんなことは」
「・・・わかってるからこそ。また、僕の仕事が出来る」
「・・・次は、何する気?」
「・・・『Re』ってだけ、言っておくよ」
「・・・・・・・・・そう」
「幸せの方が、皆いいはずだよ」
「俺は幸せを創るよ。うん。全部纏めて、happy endだ」
「・・・・・・屑ね」